アコム取引履歴について
アコムの取引履歴について解説しています。
(1)アコム履歴開示時期
アコムは、受任通知発送後、おおむね3週間~4週間程度で履歴が開示されます。
履歴は原則としてFAXで送付されてきます。
(2)アコム取引履歴の記載内容
①貸付額②返済額③取引の日
上記は、ほとんどの会社の履歴にもある最低限の記載です。
④取引の方法
ATMでの取引か店頭取引なのかの区別及び契約、解約が記載されています。
返済額は、利息充当部分取引欄に「店頭」と記載されていれば、アコムの店舗に赴いて取引をしたことになります。一方、「ATM」と記載されていれば、アコムのATMでカードを使って取引をしたことになります。また、契約締結や解約があった場合にも記載があります。
⑤約定利率と遅延損害金
アコムは、取引履歴そのものに利率が記載されているので、履歴を見れば過払が発生するかどうかわかります。
⑥無利息残の記載
ATMで返済した場合、1000円未満の金額は返済できないため、残高が残ります。ただ、1000未満の金額に利息がつかないために、「無利息残」との記載になっています。
(3)アコム取引履歴の特徴
アコム取引履歴の大きな特徴は、記載内容が細かいことです。そのため、他の業者の取引履歴と比較すると、過払いの有無がすぐにわかります。特に、取引方法区分の記載があることから、一度完済した際の分断有無について判断しやすい履歴です。一度完済して再度借入をした際に、ATMの取引から借入が再開していることが履歴からわかれば、新たに契約を締結していないので取引が一連計算と認められやすくなります。一方、完済時に解約の記載があると、取引の終了が明らかとみなされ、分断が認められやすくなります。