ノーローン(シンキ)

ノーローン(シンキ) 過払い請求 対応状況 2020年

ノーローン(シンキ)の2020年最新過払い金回収状況(回収率100% 回収期間7.8ヶ月)を掲載。平均回収金額・最高回収額に加え、倒産の可能性・訴訟後の対応も千葉 船橋・柏リバティ法律事務所の弁護士が解説。

ノーローン(シンキ)の概要

ブランド名:ノーローン

関連会社(合併):アルコ・パン信販

「なんどでも1週間無利息。」の広告で有名なノーローンブランドを有するシンキ。
シンキという会社名より「ノーローン」というブランド名の方を認識されている方も多いと思います。
レイク(新生フィナンシャル)の完全子会社です。
親会社が新生銀行グループとなったこともあり、倒産の心配は全く無いでしょう。
親会社のレイクよりもどちらかというと判決まで粘ってなかなか和解できない会社になっています。

ノーローン(シンキ)に対する過払い金請求の回収率・期間について

最終更新日
2020年10月05日

平均回収金額
(依頼者1人につき)
969,608円
最高回収額 5,654,466円
最低回収額 9,529円

※2010年11月以降,55件の記録です。

直近5件のデータ

解決方法 判決
平均回収率* 100.63%
平均回収期間
(依頼から入金まで)
7.77ヶ月

* 引き直し計算後の過払い元金を100%として計算

依頼から訴訟提起 0.7ヶ月(20日)
訴訟提起から和解・判決 5.5ヶ月
和解・判決から入金 1.8ヶ月

対応状況

取引履歴の開示は3~4週間ほどです。
郵送で送付されてきますが、返信用封筒を要求してくることで印象は非常に悪いです。
過払金返還については、請求書を送付しても、必ず減額を要求してくるので、全件訴訟で対応しています。
従前は訴訟提起後に和解が成立することもありましたが、当方の満額請求に全く応じないので、現在は全て判決で解決しています。
シンキと特徴は、訴訟をしたとしても代理人を付けないことです。
シンキの出してくる反論の内容は既に最高裁で決着が付いた反論である悪意の受益者、過払金の充当合意といった定型的反論をするのみですので、早期に結審するケースがほとんどです。
もっとも、シンキ独自の争点としては「1週間無利息」の部分の取り扱いがあります。
この争点は非常に複雑です。過払金請求をする側としては、1週間無利息の部分を利息0%として計算するのですが、シンキは「1週間無利息部分は単なるサービスで、過払金請求を受けた以上は法定利率を請求する」と主張してきます。
要するに、1週間無利息部分について、過払い請求した場合に利息がかかるかかからないかの争いです。
はっきり言って数百円程度しか違わないのですが、シンキはこの点を強く争ってきます。
結論は裁判官次第で、まだ最高裁の判断は出ていません。
分断がある場合には、カード作成時の申入書等を提出して、最後まで争ってきます。
判決が出た場合でも、アイフルのように無意味な控訴をして争ってくることはありません。
ただ、分断等でシンキにとって不利な判決が出た場合には控訴してくるケースが多いようです。
なお、判決に至った場合でも、訴訟費用額確定処分により、印紙代・郵券代及び日当の一部を回収しておりますので経費がかさみすぎることはございません。

直近の対応状況

入金日 解決方法 回収期間(月) 回収額 過払い元金 回収率
2020/07/30 和解 5.20 \1,831,000 \1,634,608 112.01%
2017/12/27 判決 7.60 \2,998,455 \2,770,658 108.22%
2017/09/29 判決 7.00 \1,987,631 \1,628,449 122.06%
2017/05/26 *和解 6.90 \1,210,000 \1,240,045 97.58%
2017/03/31 *和解
(控訴審)
12.17 \250,000 \394,961 63.30%

*法律上の争点あり

シンキの会社概要

ブランド ノーローン
企業名 シンキ株式会社
URL http://noloan.com/
本社所在地 東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60ビル42階
資本金 28,619百万円
貸金業者登録番号 関東財務局長(10)第01188号
グループ 新生銀行グループ
関連 新生フィナンシャル株式会社

事業内容は、消費者金融業。新生銀行グループで、シンキ株式会社の展開ブランドのノーローン。1週間以内に全額返済すれば利息はかからない。

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